子どもに英語を身につけさせたいけれど、幼いうちから英語を教えていいか悩んでいませんか?
確かに子どもに早期英語教育(0~6歳くらいまでの乳幼児期に英語教育を行うこと)を行うことには賛否両論あります。
私は息子が1歳からおうち英語(家庭でできる英語教育を行うこと)を始めて2年半くらいコツコツ続けることで効果も表れ、おうち英語に取り組むことのメリットを感じています。当記事ではその体験をふまえて早期英語教育としておうち英語を行うメリットを解説します。
子どもに早くから英語に触れさせるメリットを理解しておくと、おうち英語をブレずに行っていくことができますよ。

まずはおうち英語のメリットを知ろう♪
1. 早期英語教育とは就学前に英語教育を行うこと
早期英語教育は、そもそも中学入学前に始める英語教育を指します。ただ様々な定義があり、当ブログでは就学前の0~6歳くらいまでの乳幼児期に英語教育を行うことを指しています。
小学校でも英語教育が導入された今「早期」という意味を考えると小学校よりさらに幼い時の英語教育を指しているように思います。
2. 早期英語教育でおうち英語を行う5つのメリット

早期英語教育としておうち英語を行うことによるメリットは主に5つあります。
①子どもが頑張らずに英語力を身につけやすい
早期英語教育としておうち英語を行うことで子どもに頑張らせず、楽しみながら英語力を身につけさせることができます。そう考える要因は4つあります。
1. 乳幼児期はとにかく吸収しやすい時期だから
乳幼児期の子どもはいろんなことを吸収する力が非常に優れています。英語の歌を聞いたり、英語の絵本を読んだり、英語の動画を見たり…乳幼児期に様々な方法で英語に触れることで子どもたちが英語力を身につける可能性は高いです。しかも勉強ではなく、楽しく身につけることができます。
それぞれの家庭でどのようなおうち英語を実践していくか、またその子の能力によって身につく英語力には差が出ます。しかし、バイリンガルレベルの英語力が身につかなかったとしても、おうち英語で積み重ねた英語力は子どもにとって大きな武器となります。

子どもはマネをするのが得意。英語も楽しくマネて身につけていけるよ。
2. 英語のリスニング力がつくから
柔軟な耳を持つ乳幼児期に英語の音を聞くことで「英語を聞き取る能力」を残せる可能性があります。
七田眞『七田式 超右脳英語勉強法』には次のように書かれています。
『赤ちゃんはどの国に生まれても、生まれたときは十六ヘルツから一万六千ヘルツまでの音域の音がすべて聞き取れる聴覚を持っています』
引用元:七田眞『七田式 超右脳英語勉強法』(ロングセラーズ、2002年)
日本語の周波数は125~1,500ヘルツ、英語の周波数は2,000ヘルツ以上という周波数の違いがあります。
赤ちゃんの時には幅広い音域の音が聞き取れるため、どの言語の音も聞き取ることができます。しかし、成長とともに日本語の周波数だけに慣れてくると、英語の周波数が聞き取りにくくなってしまいます。
そのため乳幼児期に英語の音を聞くことは子どもの英語習得にとって大事な過程です。大きくなってから英語を聞き取る能力を上げるには努力が必要となってきます。

乳幼児期の子どもにはとにかく英語の音をたくさん聞かせよう。
3. 「 英語のかけ流し」で英語知識のインプットができるから
乳幼児期は「英語のかけ流し」を行うだけで英語知識のインプットにつながり、英語習得までに必要な学習時間を減らすことができます。
船津徹『世界で活躍する子の〈英語力〉の育て方』には次のように書かれています。
『身の回りに英語の環境があれば、脳は「英語は生きるために必要だ」と判断しますから、英語をどんどん吸収していくのです。ただし、繰り返しますが、この優れた能力が使えるのは乳幼児期だけです。』
『たとえば2~6歳まで毎日1時間のかけ流しを実行すれば、約1500時間分の英語知識が「無駄なく」インプットできます。』
引用元:船津徹『世界で活躍する子の〈英語力〉の育て方』(大和書房、2019年)
この本によると「日本人が満足な英語力を身につけるには2500時間前後の学習が必要」ですが、そのうちの1500時間分をまかなうことができます。
何でも吸収できる乳幼児期だから、英語のかけ流しだけで優れた英語力を身に付けやすくなるのです。

英語のかけ流しならすぐに実践できるはず。早速始めよう。
4. 乳幼児期は様々なコンテンツに興味が持ちやすいから
これからいろんな知識を増やしていく乳幼児は自然と英語に興味を持ち、楽しみながら覚えやすく吸収も早いです。
原田哲男『拓土くん家の英語メソッド』 には次のように書かれています。
『幼い子どもの場合、知的能力や認知能力と言語能力の間にレベルの差がない』
『早期に英語をスタートする子どもの場合、「簡単なこと」を「簡単な英語」で身に付け始め、知識や経験が増えるのと同じペースで英語力も伸ばしていけるので、コンテンツに対する興味や関心を保ちやすい』
引用元:原田哲男『拓土くん家の英語メソッド』(KADOKAWA、2020年)
ペンというものを知らない子どもであれば、「This is a pen.」という英語表現を学ぶのにも興味を持てます。同じ英語表現を中学生に教えようとしても興味を持ちにくく、英語力を身に付けにくいというのです。
確かに乳幼児期の子どもは知らないことが多く、その分何にでも興味を持ちやすいです。より英語を吸収しやすい時期であることに違いないですね。
②英語学習にかける金額・時間が節約できる
乳幼児期に英語教育を行い英語力を身につけさせることができると、英語学習にかかるお金と時間をぐっと抑えることができます。
船津洋『絵本の読み聞かせ・暗唱が最も効率のよい投資であるワケ』には次のように書かれています。
『例えば、英検準1級を取得するための学習を中高生から始めるといくらかかるでしょうか。おそらく100万~200万円ではまったく足りないと思われます。お金だけの問題ではありません。相当の時間を英語に費やすことになるので、他の学習に手が回らず「英語 “だけ” できる人」になる可能性大です。
それに対して、幼児期にバイリンガル育児に投資しておけば、英検準1級の達成には金額的にはせいぜい30~50万程度で済むでしょう。しかも、英検準1級を小学生なり中学生の早い段階で取得してしまえば、それ以降に英語で悩まされることもなく、英語に費やされる時間や金員を他の学習に回すことができるので、国語や数学、社会や理科などの選択科目はもちろんのこと、加えて「英語 “も” できる人」となるのです。』
引用元:パルキッズ公式サイト
船津洋『絵本の読み聞かせ・暗唱が最も効率のよい投資であるワケ』(株式会社 児童英語研究所、2021年)
子どもにかかる教育費を減らすことができることは家計にとって大きなメリット。また、英語の学習時間を減らすことができることは子どもにとっても大きなメリットです。
おうち英語を実践するにあたってYouTubeなどの無料で有益なコンテンツもたくさんあります。乳幼児期に英語教育に力を入れることで、英語習得にかかるお金と費やす時間を少なくできるんです。

今行動することで将来の負担を軽くすることができるよ。
③おうち英語ならいつでもどこでも実践できる
おうち英語はそれぞれの家庭で好きな時にどこにいても自由に取り組むことができます。朝起きた後・子どもが園から帰った後・夕食前などいつでも好きな時に英語に触れることができます。また、おうちで取り組んだり、外出時に車内で英語に触れたりすることもできます。
さらに基本的に英会話教室などに通うわけではないので送迎の手間がなく、決まった時間に取り組む必要もないので親の負担も少なくなります。

それぞれの家庭のペースでおうち英語に取り組んでみよう。
④将来の選択肢が広がる
早期英語教育で英語が習得できれば子どもの将来の選択肢が広がります。海外の学校へ進学するのも夢ではありません。
今の日本経済は既に厳しい状況ですが、今後はさらに厳しくなっていきます。海外との賃金格差も広がっていくこの時代に子どもが海外に出るという選択ができるように、親ができることから始めましょう。

「子どものためにおうち英語頑張ろう!」と気合いが入ります。
⑤グローバルな視野が持てる
幼い頃から英語に触れさせていると英語という他言語を早くから意識し、多言語に興味を持つことができます。
英語を使う人・国・文化を知り、早くからグローバルな視野を持つことができるようになりますよ。

子どもには広い視野を持ってほしいですよね。
3. まとめ:早期英語教育はやるべき!おうち英語を始めよう

早期英語教育としておうち英語を行うことには様々なメリットがあります。乳幼児期には英語に触れさせ、将来の可能性を広げてあげましょう。
早期英語教育にはおうち英語がオススメです。おうち英語の方法については次の記事を参考にしてください。
これからの時代、英語ができないことがデメリットになるとも言われています。乳幼児期からコツコツ蓄えた英語力は子どもにとって大きな財産になります!
おうち英語をスムーズに行うには英語教材をプラスして使うのもオススメです。「英語教材を探したい!」という方は幼児向け英語教材ランキングをご覧ください。
特に我が家で取り組んでいる英語教材ミライコイングリッシュは継続しやすくオススメ。次の記事にまとめているので合わせて読んでみてください。

できることからおうち英語を始めよう♪
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